【映画メモ帳】フロリダプロジェクト👧🏼👱🏼♀️感涙!
『The Florida Project 』
2017・Drama/Comedy ・1h 55m
🎬あらすじ
世界最大の夢の国、
“フロリダ・ディズニー・ワールド”
のそばでその日暮らしの生活を送る、
6歳のムーニーと母親ヘイリー。
ムーニーは子どもらしく生活を楽しんでいるが、
徐々にその小さな世界までも侵食していく現実社会を
徹底した子ども目線で浮き彫りにしていく
超感動必須社会派映画。
🎬キャスト
有名どころは助演のウィレムデフォーくらい。
監督は無名女優たちをあえて主役に抜擢したそうです。
ヘイリーはInstagramから見つけてきたとか🤭
だからこそ圧倒的リアルに、
現実社会の影の部分を描いています🥺
🎬本編
この映画の見どころは
映像の色彩感だと思うんです。
深読みかもしれないけど、好きだから書こっと。
色をキーワードに🌈
・まず子どもたちが無職透明すぎる
まだまだ自分たちの世界が全てと疑わず、何色にも染まっていってしまえそうな純粋な子どもたち。
初めの方は、一緒にあそんでいる気持ちにもなってきます。
・そして大人の世界のモノクロ感
映像や衣装、彩度が鮮やかなせいなのか、
人と人の色味のなさや、
社会に埋もれて見えなくなっている影の部分
が浮いて鮮明に際立つ(涙)
ラストの方は色彩が感傷的にも見えてくるぅ😭
このメッセージ性というのは
意識的なのかは分からないけど、
私にはとてつもなく響きました。
ディズニーのそばだからか、
常にちょっとした騒音があって、
映画好きにはたまらない細かな演出。
五感をフルに使える
素敵すぎるリアルな映画です。
ずっと子ども目線でストーリーも続くので、
心は幼少へ移入。
次はなにが起こるんだろうって、
本当にWhat’s going on(映画中みんな言ってる!)って、
過大に妄想しちゃうと思います。
曖昧だからはっきり分かる😢
大人が子どもに与える影響、
母娘ならなおさら。
この部分を考えさせられる映画です。
大人と子どもで全く変化してしまう
友情や愛のカタチ。
普遍であればいいのに!
とか最後は言いたくなっちゃう。
ラストのムーニーの白熱演技シーンは、
そのブルックリン・プリンスちゃんと一緒に
声あげて泣く。(移入しすぎ)
コメディ要素もあって、
矛盾とはいえない矛盾が多く散りばめられています。
格差社会の中で、
光のあたらない場所にスポットライトをあてた、
感動の名作。
🎬パンフレット